私を救った1枚のトラクト 中村拓郎

将来に希望が持てずに
ハレルヤ! 主イエスさまをほめたたえます。
私は現在54歳。妻と二人で、福岡県久留米市で小料理店を営んでおりましたが、2002(平成14年)8月24日、突然店の中で脳溢血で倒れ、救急車で病院に運ばれて、3か月入院しました。
退院後は右半身が不自由で、思うように体を動かすことができず、店も閉じて一人家の中で暮らすようになりました。心の中がだんだんとすさんでいき、他人が自分の事をうわさしているのではないかと思うようになりました。将来に希望を持てず、いっそのこと死んでしまおうかと考えたこともありました。すべてがマイナスの生活でした。

1枚のトラクトから
そのような状態が2年続きましたが、2004(平成16)年11月の終わりに家の郵便受けに入っていた1枚のトラクトで、転機が訪れました。
それは『この海の向こうに』 横田早紀江/EHC でした。読んでいるうちに、この人は娘のめぐみさんが拉致されたという試練に遭っているのに、そのことを感謝して耐えている……反面、脳溢血で倒れ、右半身が不自由な私は人生をのろっている……このような力はどこから来ているのだろうと思いました。
トラクトの中に、教会への返信ハガキが入っていました。字が書けないので娘に書いてもらい、投かんすると、まもなく新約聖書とクリスマスの案内状が送られてきました。
生れて初めて、妻と二人で教会のクリスマス礼拝と祝会に参加し、今まで知らなかった世界があることを知りました。もう心の備えが出来ていたので、次週の12月26日の礼拝後、牧師先生に導かれてイエス・キリストを私の個人的な救い主と信じ受け入れました。
心の中と、生きている世界が一変し、ハレルヤと主を賛美し続ける毎日です。
聖書を読み、テープを聴いて日々を過ごしています。妻もイエスさまを受け入れ、毎週二人で教会に行くのを楽しみにしています。そして去る5月22日、一緒に洗礼を受けました。

すべての栄光をイエス・キリストにお返しします。

 

中村夫妻